「ちゃんとしなきゃ」が肩にくる?完璧主義と肩こりの深い関係

「ちゃんとしなきゃ」
「失敗しちゃいけない」
「だめな人と思われないようにしないと」
そんなふうに、常に気を張って頑張っている人ほど、肩がガチガチにこっています。

一見まじめで、良いことのように思えるかもしれません。
でも、実はそれが知らず知らずのうちに、体にストレスをかけてしまっていることもあります。

失敗が怖くて、手を抜けない。
人の期待に応えようとして、いつも緊張している。

そんな状態が続けば、体は当然こわばっていきます。
肩こりはもちろん、頭痛や不眠、呼吸が浅くなるなどの不調にもつながりやすくなります。

さらに、疲れているのに、ちゃんと休めない。
「まだやらなきゃ」
「もっと頑張らなきゃ」
と、自分にムチを打ってしまう。

「ちゃんと」ってなんでしょうね?

頑張りすぎて→疲れて→でも手を抜けなくて→また頑張る…
そんな悪循環の中にいる人が、とても多いと感じています。

お客様の中には、施術の途中でふっと力が抜けた瞬間に、筋肉が一気にほぐれる人がいらっしゃいます。
「力を抜いてもいいよ」と、体が感じた瞬間です。

サロンでは、肩こりをほぐすだけでなく。
「ちゃんとしなくても大丈夫」という感覚を、体で覚えてもらうことを大切にしています。

完璧よりも、自分にとって心地よい状態を選ぶ。
「ちゃんと」よりも「ラクに自然体でいる」ことを許してあげる。
そんな生き方が、心にも体にもやさしいと思うのです。

もしあなたが今、
「なんだか息がしづらい」
「肩がずっと重い」と感じていたら。

それは、体があなたに「そろそろ休もうよ」と伝えているのかもしれませんね。