それは自分の中から湧き出た言葉ですか?それとも誰かの受け売りですか?

すごく良いことを言ってるのに、なんとなくその言葉が刺さってこない人がいる。
内容は素晴らしいのに、言葉が頭の上の方をすり抜けていって、私の心に入ってこない。
時々、そんな人に出会います。

たぶん、その人の発する言葉に、その人自身の体験が重なっていないからかもしれません。
どこかで見聞きしたことを、さも自分が考えたように話しているだけで、自分の体験から湧き出た言葉じゃなかったとしたら。
誰の心にも刺さらなくて当たり前かもしれない。
そんなことをふと考えながら、私も気をつけなければと思います。

今は、ながら聞きができる音声配信がたくさんあって。
スマホを開けばいつでも動画が見れる。
動画も音声もテキストも、いつでもどこでも隙間時間で手に入る。

音声配信している人は、みんな話が上手で。
動画配信をしている人は、みんな表現が豊富で。
文字を綴る人は、みんな言葉をよく知っている。

何を見ても聞いても面白くて、つい真似をしたくなってしまう。
どうせ真似をするなら、自分で体験してみればいいのに。
体験することを怠けて、見聞きしただけで自分のものにしようとする。
だから、誰の心にも刺さらない発信になってしまうのかもしれない。

真似しようとしていなくても、憧れれば無意識に近づいてしまう。
人間はそういう生き物だからこそ。
憧れたなら、自分のものにする努力を惜しまず体験してみる。

実際に体験してから発信をすれば、目の前の人の心に言葉を届けることができるんだよって。
自分に言い聞かせています。

ではまた。