カウンセリングルーム、心療内科、心理クリニック、どれもちょっと行きづらい

カウンセリングルーム、心療内科、心理クリニック。
どれもちょっと行きづらいって、私は思っていました。

子供の頃の私の家は、ちょっと特殊な環境でした。
お友達の家と何かが違う。
きっと普通じゃない気がする。
それを誰かに相談したかったし、確認したかった。

だけど、相談先にどんな人かいるのか分からないし。
何を話せばいいか分からないし。
うまく話せる自信もない。
それが不安で、相談をするために連絡をしたり、その場に行くことはできませんでした。

そんな私が初めて心療内科に行ったのは、34歳の時。
その頃の私は、最初の夫との離婚で悩んでいました。
悩んで悩んで体重が10キロも減って、それでも勇気がなくて離婚を切り出せなかったけど。
このままじゃダメだと思って、勇気を振り絞って行ったのが心療内科でした。

きっと分かってもらえないだろうなって、私が悪いって言われるだろうなって、そう思っていたけど。
先生は私を否定することはなく。
私の辛い気持ちを受け止めながら、私の思考の癖を教えてくれました。
そして、これからどうしたらいいかを教えてくれました。

この先生のおかげで、私は離婚を切り出し、子供たちと共に家を出ることができて。
自分の望む人生を歩き出すことができました。

勇気を振り絞って心療内科のドアを開けた時の気持ちは、今でも覚えています。
どんな先生なんだろう?
どんな雰囲気なんだろう?
何を聞かれるんだろう?
何を話せばいいんだろう?
ちゃんと聞いてくれるかな?
分かってくれるのかな?
そんな不安でいっぱいでした。

きっと、今現在悩んでいる人も、同じ気持ちだと思います。
否定されないかな?
私が悪いって言われるんじゃないかな?
我慢が足りないって言われるんじゃないかな?
怒られないかな?

相談を受ける仕事をしている人が、自分の価値観で相談者を否定したり間違ってると判断することは、基本的にはありません。
そんなことを最初に教えてくれたのも、あの時の心療内科の先生でした。

あれから20年近く経ち、私は心理カウンセラーとなりました。
そして今、心理カウンセリングに行きづらいと感じている人たちが、少しでも行きやすい状況を作りたいと思っています。
安心安全に気持ちを話せる場所を作りたいと思っています。

これまで誰にも話せなかったこと。
話したけど分かってもらえなかったこと。
話しても無駄だと諦めてきたこと。

つらい、さみしい、かなしい、孤独。
そんな気持ちを一人で抱えないで、話をしてほしいと思っています。
一人で頑張らずに、連絡してきてくださいね。

ではまた。

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