ダメだと分かっていてもダメンズを引き寄せてしまう。
その原因と葛藤と、どうやって抜け出していったかを書き残しておこうと思います。
もくじ
ダメンズを引き寄せる女から卒業する方法、ダメンズを引き寄せる理由は自信のなさとそんな自分が嫌いだから
とにかく自分に自信がない。
生い立ちも容姿も含めて、人より劣っていると思い込んでいたし、そんな自分が私は大嫌いでした。
じゃあどこが劣っているのか、具体的に考えたことはなくて。
貧しい家庭で親から愛情をもらわずに育った自分は、人より劣っているに決まっているから、わざわざ確認しなくても分かり切っていると思っていました。
小さい頃は「ブス」「サルみたいな変な顔」と、女子にいじめられたこともありました。
転校するたびにクラスで無視され、ボス的存在の女子には目を付けられました。
過去の恋愛を思い返しても、うまくいった経験はなかったし。
何をやってもうまくいかないのは、私が人として足りない部分が多いからだと思っていました。
そして足りないのは、生い立ちや親の責任だと思っていました。
ダメンズを引き寄せる女から卒業する方法、自信がなくて「どうせ私なんか」が口癖の私は尽くすことで淋しさを埋めようとした
私の口癖は「どうせ私なんか」
何をやってもうまくいかなくて、その度にこの言葉を繰り返していました。
どうせ私なんか貧乏な家庭で育ったから幸せになれない。
どうせ私なんか親の愛情を知らないから人から愛されない。
どうせ私なんかブスだから素敵な男性とは釣り合わない。
今考えればなんの根拠もないことばかりだけど。
当時は本気でそう思ってました。
それでも一人は寂しい。
人並みに恋愛もしたいし誰かに愛されたい。
言い寄って来る人に身を預けるのは、そんな寂しさからでした。
どんなに好きになっても思いが届かなくて悲しむくらいなら、私を好きでいてくれる人と一緒にいた方が淋しくないから。
私なんかを好きになってくれるんだから、ありがたく思わないといけない。
そんなふうにも思っていました。
そして相手に尽くすことで愛を返そうと思っていたし、もっと愛されると信じていました。
ダメンズを引き寄せる女から卒業する方法、尽くしても尽くしても期待通りの愛が返ってこないジレンマ
相手が望むことをし、甲斐甲斐しくお世話をすれば、優しくしてくれるし愛してくれると期待してたけど、実際はそううまくはいきませんでした。
尽くせば尽くすほど優しくされるどころか相手の態度は横柄になり、いつまでたっても期待通りの愛情は受け取れません。
それでも愛されないのは私が悪いからと思い込んでいました。
そして辛くなると、またあの口癖が出てきます。
どうせ私なんて愛される資格がない女なんだ。
側にいてくれるだけでありがたく思わなくちゃ。
私の尽くし方が足りないからいけないんだって本気で思っていたし、続けていればいつか優しい彼に戻ってくれると信じていました。
でも状況はどんどん悪い方へ向かっていって、最後には別れがやってきました。
そしてまたあの口癖がでてきます。
「どうせ私なんて幸せになれない」
ダメンズを引き寄せる女から卒業する方法「自信を持とう」「自分を好きになろう」「トラウマを乗り越えよう」の罠
ダメな自分をなんとかしたいという思いはありました。
当時はSNSがなく、情報を集める方法はテレビか新聞か本。
なのでいろんな本を読みました。
「物事をポジティブにとらえれば自分に自信が持てる」と書いてあるけど、そもそもポジティブにとらえる方法が分からない。
「自分を好きになろう」と書いてあるけど、嫌いな自分をどうやって好きになるの?
「トラウマを乗り越えよう」って言われても、怖くてトラウマと向き合うことすらできないし。
どうなれば乗り越えたって言えるのかも分からなくて。
自己啓発セミナーに行ったりもしたけど、結局搾取されるだけだった。
すごく優しくしてくれる年上の女性がいて、ある日お茶に誘われてついて行ったら、聞いたこともない名前の宗教の集会だったとか。
そこで先祖の祟りだとか言われて脅されて、そんな目に合う自分が本当に情けなかったです。
なにもかも信じられなかったし、どんなに本を読んでも答えは見つからなかったけど。
でも3つだけ分かったことがありました。
自信なんて簡単に持てない。
すぐには自分を好きになれない。
トラウマはトラウマ以外の何者でもない。
この3つが分かっただけでも十分な気がしました。
そしてこの頃から、私の気持ちが少しずつ変わっていった気がします。
諦めといえばそうかもしれないけど、これが自分なんだって、自分は自分のまま生きていけばいいって思えるようになっていきました。
自分の感情をごまかすことも、背伸びをすることも、やみくもに頑張ることもなく、自分の運命を受け入れようって思えるようになっていきました。
ダメンズを引き寄せる女から卒業する方法、まずは自分を大切にし、自分を大切にしてくれる人と時間を過ごそう
いつも我慢をして無理をして過ごしていました。
たぶん、ちょっと不幸なくらいが心地よかったんだと思います。
陰があって可哀そうな私が好きだったのかもしれない。
その方が誰かにすがって生きていける気がしていました。
でも現実は違った。
可哀そうだからと最初は優しくしてくれるけど、頼り過ぎるから重荷になってみんな離れていく。
どんなに手を差し伸べても、努力しないで人に何とかしてもらうことばかり考えてるんだから、あきれられて当然です。
そんなことを繰り返してて、自分のことは全く好きになれなかったけど。
自分を大切にすることはできるってある時思ったので、まずはそこから始めてみました。
美味しいと感じる食べ物を食べる。
疲れたときにはゆっくり休む。
清潔な家で過ごす。
優しくない人とは距離を置く。
どれも当たり前のことだけど、どれもできてなくて。
そしてこの当たり前のことが、実際にやってみたらすごく難しかった。
一人暮らしでお金もそんなになかったけど、好きな食べ物を食べるようにしました。
お休みの日にはゆっくりお風呂に入って体を休めました。
こまめに掃除して整理整頓を心がけました。
少しずつだけど自分を大切にするようにしたら、私を大切にしてくれる人が現れるようになりました。
私を大切にしてくれる人たちは、他人にとても親切な人たちで。
そういう人と一緒にいることで、丁寧さや親切さを体で覚えていきました。
環境は自分の人生に大きな影響を与えます。
そしてその環境は自分で作ることができる。
いい環境を作るには、自分を大切にすること。
まずはここが入り口だと私は思います。
特別なことは何もしなくていいから。
美味しいと感じる食べ物を食べる。
疲れたときにはゆっくり休む。
清潔な家で過ごす。
優しくない人とは距離を置く。
ここから始めてみてほしいと思います。
涙が止まらない、、たまちゃんの人柄が滲み出てる。。。
自分を大切に。とても響く言葉。。
アドバイスに深みがある理由がわかった気がします。