たまちゃんが女性のお悩みカウンセラーになるまで⑦

こんにちは。たまちゃんです。
この度、女性のお悩みカウンセラーとして活動していくことにしました。

ということで、どうしてカウンセラーになったのか。
そもそもなぜ女性のお悩みカウンセラーなのか。
そんなお話を、生い立ちを追って書いています。
そして今回は、前回の「たまちゃんが女性のお悩みカウンセラーになるまで⑥」の続きです。

たまちゃんが女性のお悩みカウンセラーになるまで⑦再婚

シングルマザーとして子育てをしていく中で、少しづつ強くなってた気がしてたけど。
思ったほど私は成長してなかったことを、再婚して知りました。

長女が小学生6年生の時、友人の紹介で今の夫に出会いました。
詳しいことは割愛しますが、とっても良い人だったことと、お互い気があったこと。
娘たちが受け入れてくれたこと。
いろんなことが良い方向に動いて、出会ってから4ヶ月後に入籍しました。

ただ、再婚してすぐ、私の悪い癖が出始めました。
どうせ私のことなんて本当は好きじゃないんでしょ?
いつか私から離れていくんでしょ?

拗ねて困らせることでしか愛情を確認できない癖は、全く治っていなくて。
自分から喧嘩をふっかけては、落ち込んで自分を責めるという毎日を繰り返していました。

じゃあ夫はどうだったかというと。
吹っかけた喧嘩には全く乗らず。
なんでそんなこと言うの?
僕は一度も思ったことはないし、考えたこともないよ。
という言葉を、いつも私にかけてくれていました。

夫婦でいることを決して諦めず、拗ねていじける私を良い意味で放置し。
気長に付き合ってくれました。
怒ることもなく、怒鳴ることもなく、突き放すこともなく。
もちろん呆れることもなく。
穏やかに優しく、何があっても側にいると言い続けてくれました。

私の挑発に乗らなかったこと。
安心して大丈夫だよと、私に言い続けてくれたこと。
今思えば、夫のこの行動が、私の思考の癖を少しずつ変えてくれたんだと思います。

たまちゃんが女性のお悩みカウンセラーになるまで⑦夫と娘たち

再婚した時、娘たちは中学1年生、小学6年生、小学3年生でした。
思春期真っ只中だったけど、私の心配をよそに、夫と娘たちはあっという間に仲良くなりました。

それは家族というよりチームといった感じで。
夫が隊長、娘たちが隊員。
私は裏ボスといったところでしょうか。

再婚してすぐの頃、娘たちがベッドがほしいと言い出したことがありました。
それまでお布団を並べて寝ていたので、憧れがあったのかも知れません。

夫は次のお休みの日に。
どこから調達したのか、大量のビールケースを部屋に持ち込み、それを並べてベッドを組み立てていきました。

その姿が、娘たちにどう見えていたのかは分からないですが。
ビールケースを並べてで作られたベッドを前に、娘たちが目をキラキラさせて喜んでいたことを、今でも鮮明に覚えています。

自分たちのために、時間と労力を惜しみなく使ってくれる。
しかも仕事の忙しい合間を縫って、嫌な顔一つしないどころか、自分が一番楽しんでベッドを作っていく。
そんな夫の対応が、出会ったばかりの娘たちの心を、ぎゅっと掴んだのかもしれません。

また、再婚前には、子供達が家で待っているからと、常に時間を気にしながら私と会ってくれていました。
再婚後は、「無理にお父さんと呼ばなくていいよ」と、夫が子供たちに話していました。

些細なことだけど、夫は誰に対しても、丁寧に接することができる人でした。
それは大人も子供も、男性も女性も関係なく、フラットな対応ができるということです。
そしてこれが、夫と娘たちがすぐに信頼関係を結び、仲良くなれた要因な気がします。

私一人では連れていけなかった場所や。
私一人では体験させられなかったことを。
夫と再婚したことで、子供たちの世界がぐんと広がったのが、私はとってもうれしかったです。

そしてこの体験もまた、私の思考の癖を変えていくきっかけとなりました。

たまちゃんが女性のお悩みカウンセラーになるまで⑦大切に扱われるという初体験

夫は子供たちに丁寧に接するだけでなく。
私に対しても丁寧に接してくれました。
その丁寧さは、再婚して10年以上経った今でも、変わりません。

例えばですが。
私が「お腹が痛い」と言った時に。
まずは側に来て「大丈夫?」と声をかけてくれる。
お腹に自分の手を当てて、どの辺が痛いのか聞いてくれる。
それから「どうしようか?」と対応を考える。

この夫のちょっとした行動の積み重ねが、大切にされているという経験の積み重ねとなっていき。
私の命が大切なものであること、大切にされるべき存在であること。
この世界に存在していていいんだという、承認を下すきっかけとなり。
「どうせ私なんて」という、卑下する思考を少しづつ取り除いていきました。

痛いのなら薬を飲めばいい。
病院に行ったらいい。
少し休めばいい。
相手が大人なら尚更、こういった言葉をつい言ってしまいがちです。
それは私も同じ。

そうではなく、まずは寄り添う。
対応を急ぐんじゃなく、相手の感情に寄り添い、その後にどうするか対応を考える。
この夫の一手間もまた、私の思考の癖を変えていきました。

私の思考の癖は、まるで薄紙をはぐように変わっていきました。
それはポジティブな思考に変わるまでに、何年もかかったということでもあります。

今の幸せがあるのは。
私の離婚や再婚に、否応なしに巻き込まれながらも、一緒に大変な時期を乗り越えてくれた娘たちや。
私の挑発に乗らず、常に冷静にいてくれた夫がいてくれたからです。

そしてこの経験から学んだことを、多くの人に伝えたい。
この学びが、きっと誰かの役に立つ。

生活やメンタルが安定していく過程で、そんなふうに思うようになっていきました。