やりたくない事はやらないの落とし穴

こんにちは。
女性のお悩みカウンセラーのたまちゃんです。

やりたい事だけやって生きていく。
聞こえはいいよね。
実際、やりたい事だけで生きている人もいるから、憧れる気持ちもある。

やりたくない事を、無理にやる必要はないと思ってる。
けど、やりたくない事は全部やらなくていいよなんて、無責任な事は私には言えない。

時々聞こえてくるんだよね。
これからはやりたい事だけをやって、やりたくない事はやりませんって宣言が。

ただ、この考え方はちょっと雑だなって思ってて。
もう少し、細かく分けてもいいと思ってるので、今回はそんなお話をしようと思います。

ではまず、やりたい事、やりたくない事。
この大雑把に分けたところから、もう少し細かく分類してみようと思う。

①やりたい事だし、今すぐやった方がいい事。
②やりたい事だけど、今すぐやらなくていい事。
③やりたくない事だけど、なるべくやった方がいい事。
④やりたくない事で、なおかつやらなくていい事。

①と②は見たまま、今やるのか、準備だけ進めておいてタイミングが来たらやるのかの違い。
④は本当にやる必要がない事だよね。
重要なのは③で。

やりたくない事だけど、やっておいた方がいい事、少し頑張った方がいことってあると思ってて。
心身が壊れてしまうとか、そう言った特別な理由がなければ、やってもいいかもしれないし。
それでもやらないと決めるなら、それなりの覚悟が必要になると思う。

収入を得るために働くのだって、究極を言えば、やりたくない事に分類されるかもしれない。
やりたい事が仕事になっていて、それで生活が成り立ってれば別だけど。
やりたい事とは別の仕事をしてる人の方が、世の中には多いと思っていて。

それでもやりたくない仕事をするには、理由があるはず。
その理由の大半は、生活をするためなんじゃないかな。

じゃあ、やりたくない事だからと仕事を辞めたら?
生活は苦しくなる。
ということは、このやりたくない仕事は。
やりたくない事だけど、なるべくやった方がいい事になるよね。

やりたい事で生活できるようになるまでの、準備期間の収入源として会社勤めをしてる人も。
やりたい事の情報収集やスキル取得のために、働いている人も。
会社や仕事だけを見れば、やりたくない事かもしれないけど。

やりたい事をするためにしている仕事で、そのやりたくない仕事が、本当にやりたい事に繋がってるのだとしたら。
やりたくない事だけど、なるべくやった方がいい事になる。

もしくは、たまたま働きに行った場所で、新たなやりたい事が見つかる人もいれば。
たまたま出会った仕事が、やりたい事への近道になる場合もある。

いずれにしても、やりたくない事の中にも、いろんな可能性が秘められてて。
やりたくない事と一言で片付けてしまうのは、あまりにももったいないと私は思う。

それでもやらないと決めるのなら。
それなりの覚悟は必要なのかなって。

やりたくない仕事はやらない、と決めるなら。
収入が減るかもしれない覚悟は必要。
もしくは、働きたくないから仕事はしないと決めるなら。
収入のない生活をするという覚悟が必要となる。

今回は、仕事だけを例えに使ってるけど。
学校も、人間関係も、日々の生活の細々したことも、全部に当てはまると思ってて。

良い悪いではなく。
やりたくない事をやらないということは、得るものがあると同時に、失うものもある事を知った上で。
選んでほしいと思っています。

じゃあ私の場合はどうかというと。
今の仕事(障害者福祉施設の支援員)は、本業の経験を得るためにしている仕事です。

私の本業は心理カウンセラーです。
でも今はまだ、経験が少なすぎる。

だから今、支援員として仕事をしてる。
言葉でのコミュニケーションが難しい彼らと、どうコミュニケーションを図るか。
その経験は、必ず私の肥やしとなると考えれば。
これは、やりたくない事だけどやった方がいい事となる。

やりたい事をやるために、やりたくない事を頑張る期間も必要。
それを続けて、いつかやりたい事だけをして生きていけたら最高だよね。
これが私の選んだ生き方です。

やりたい事をして生きてる人を見ると、羨ましく思うけど。
きっとその人たちも、やりたい事をするためにやりたくない事もしてきたはず。
その延長線上に、やりたい事だけで生きているんだと、私は思っています。