仲間とは、一緒に物事に取り組んだり、同じ目的を共有している人のこと

仲間ってなんだろうね。

同じグループに入っていれば仲間?
じゃあ、そのグループから抜けたら仲間じゃなくなる?
そんな単純なものなのかな?
だとしたらちょっと寂しい。

人はひとりで生まれ、ひとりで死んでゆくと、瀬戸内寂聴さんも言っていますが。
それぞれが各々のスピードで、胸に秘めた想いを抱えて毎日を生きてると、私も思っています。

その想いやスピードが誰かと重なる瞬間があって、それが仲間になるタイミングかもしれません。

そして大切な仲間となったとしても、別れは必ずやってきます。
知らず知らずに離れていってしまったり、意図して距離を置いたり。
様々な理由で別れがやってきます。

どうしてずっと一緒にいられないんだろうって、すごく不思議に思っていたけど。
仲間ならずっと一緒にいられるとか。
仲間なら絶対に楽しめるとか。
仲間なら必ず良いものが作れるとか。
そんなのは幻想で。

仲間でもできないことはあるし、想いがすれ違う時もある。
そして、互いの想いやスピードにズレができ、道が分かれた時が別れの時なのかなって。
そんなふうに思ったら、仲間がなんなのかが、なんとなく見えてきました。

仲間だから許してくれるとか。
仲間だから甘えても大丈夫とか。
そう思った瞬間、仲間というつながりが崩れてしまうのではないでしょうか。

仲間なのに搾取されたと感じれば、関係性は壊れてく。
そう感じさせてしまうということは、きっと優しさが足りないからだし、仲間だからという気のゆるみが招くすれ違いです。

甘えることがいけないんじゃなく、甘えっぱなしでいることが相手の負担になります。
お互いがハッピーな状態、このバランスが崩れないように、親しき仲にも礼儀は必要です。

一人でいられる強さと。
他人といられる強さ。

この二つがあるから、仲間が作れると私は思います。
 

基本、人はひとりぼっちです。
自分だけの世界を誰もが持っています。
 
その自分だけの世界でしっかり生きていけるからこそ、自分の世界から一歩外に飛び出して、仲間のいる世界へと行くことができます。
 
そして、自分だけの世界と仲間がいる世界。
この二つの世界を、行ったり来たりできる強さを身に付ければ、さらに夢に近づけるような気がします。

ではまた。