SNSなどで、誰かの発信を見て何かを感じたとしても。
それは自分のフィルターを通して感じた事なので。
発信した人の問題ではなく、自分のフィルターの問題です。
では、自分のフィルターとは何なのか。
今回はそういったお話です。
もくじ
流れてきた言葉で心が乱れるとしたら。 それは発信側ではなく受け取り側のフィルターの問題かも。心のフィルターとは。
時々、私の投稿などに対して、反論のコメントやDMをいただくことがあります。
私が正した方がいいことに関しては、ご指摘と捉えて素直に受け入れて改善しますが。
自分に向けたものだと勘違いした人が、悲しみや怒りを治めることができず、こちらにそれらを投げてきたものに関しては、そっとしておくことが多いです。
ですが、これが親しい人から来たものだとそうはいかず。
勘違いですよと返事しますが。
大抵はその後も相手の怒りは治らず。
関係が壊れることが多いです。
そもそも、誰に当てたでもないSNSなどに流れてきた言葉で、心が乱れるとしたら。
それは発信側ではなく、受け取り側のフィルターの問題です。
大事な部分なので、もう一度書きますが。
直接自分に当てたものではなく、誰に当てるわけでもなく書かれた文面を見て、心が乱れるとしたら。
それは発信側ではなく、受け取り側のフィルターの問題です。
もちろん、あえて心を掻き乱すような汚い言葉を使っていたなら、それは悪意がありますが。
そうではなく、自分の考えを自分の言葉で発信しているのを見て、心が揺れ動くのなら。
自分のどこに、どの言葉が引っかかったのかを考えた方が、自分を知ることにつながりますし。
相手を攻撃しても、何も変わりません。
いつも言っていることですが。
赤信号は渡っちゃダメだよね、と私が言ったとして。
この言葉に過剰に反応する人というのは、赤信号を渡っている人なんです。
信号無視をしている人です。
赤信号が青信号に変わるまで、渡らずに待っている人は無反応です。
なぜなら、当たり前のことを言っているとしか思わないからです。
そしてこれが、自分のフィルターです。
流れてきた言葉で心が乱れるとしたら。 それは発信側ではなく受け取り側のフィルターの問題かも。感情の移り変わり。
ドキッとするということは、心のどこかで自覚があるということです。
心の奥底にしまい込んでいる何かがあるということです。
それが、私の言葉で掘り起こされてしまった。
見たくないものが目の前に出てきた驚きとショック。
その驚きとショックは、悲しみや切なさへと変化し、やがて怒りへと変わります。
このように、感情が次々と変化していく過程で。
自分と向き合うことができれば、自分のフィルターを知ることができますが。
自分と向き合うことをせず、相手を攻撃してしまうと、様々な混乱を招いてしまいます。
自分と向き合えないから、怒りをどうしていいか分からず、掘り起こした相手を攻撃することで帳消しにしようとする。
けれど、そんなことでは帳消しにできず、怒りが人から人へと移っていく。
もしくは自分へと跳ね返り、また悲しみに打ちひしがれる。
そしてその悲しみはまた、怒りへと変化する。
結果、自分も相手も傷ついて終わります。
大切な人を失うかもしれないし。
仕事を失うこともある。
何もいいことがないと、私は感じます。
流れてきた言葉で心が乱れるとしたら。 それは発信側ではなく受け取り側のフィルターの問題かも。私が目指す心理カウンセラーとは。
私も人の投稿を見て、ドキッとすることがあります。
大抵は、自分が勘違いしていたことを知ったり。
自分の無知を思い知らされたりする場合が多いです。
もしくは、うすうすグレーゾーンだなーと感じながら、目をつぶっていたことが掘り起こされたときに。
心が大きく揺れ動きます。
このとき、そのまま放っておけば、私の感情は驚きとショックから悲しみや切なさへと変化し。
やがて怒りへと変わってしまうので。
どこかで悪循環を断ち切るために、自分と向き合います。
どんな言葉が自分のどのフィルターに引っかかったのか。
それを知ることができれば、相手を攻撃せずにすみます。
その後もその人の近くにいることが辛ければ、距離を置けばいいし。
そうでないなら、そのままの関係を続けることができます。
ただ我慢するのではなく。
自分と向き合い、その後どうするかを考えるということです。
相手を攻撃することで事を荒立て、悪者を作っても何も解決しないということです。
余談ですが。
言葉尻の揚げ足をとるのが好きな人がいます。
言葉の間違いを探して、指摘するのが好きな人がいます。
悪趣味だと私は思うので、こういう人からはそっと離れることにしています。
また、歪んだ解釈をする人もいますが。
そういう捉え方もあるんだなと、ご指摘というよりは一つの意見として受け流すようにしています。
私は心理カウンセラーですが、喜怒哀楽がきちんとあり、感情を揺らしながら生きています。
なので、悲しみに暮れることもあれば、怒りで前が見えなくなることもあります。
でもこれこそが、心理カウンセラーに必要な事だと思っています。
嬉しい時は思いっきり喜び。
悲しい時は涙が枯れるまで泣き。
怒った時はしっかり怒る。
そんな人間らしい心理カウンセラーでありたいと思います。
ではまた。