努力しているのにうまくいかない理由、それは努力逆転の法則かも

こんにちは。
女性のお悩みカウンセラーのたまちゃんです。

早く寝ようと思えば思うほど、目が冴えてしまったり。
リラックスしなければと思えば思うほど、緊張が高まったり。
そういった経験はありませんか？

それを努力逆転の法則と言います。
そしてこれは、誰もがやってしまう行動で、私も気がつかずにやってしまっていた過去があります。
今回は、私の体験を交えて、正しく努力する方法をお伝えしたいと思います。

努力しているのにうまくいかない理由、それは努力逆転の法則かも～一つ目の気づき

私は実母が嫌いです。

母は、外面が良く見栄っ張りで、息をするように嘘をつく人でした。
陰で人の悪口ばかり言っている人でした。
だけど持って生まれた美貌と、口のうまさから。
母の本心を見破れる人は、あまりいませんでした。

あなたを心配してるのよと言いながら恩を着せ、上から目線でマウントを取り。
相手に罪悪感を植え付けてから操る。
気に入らなければ感情的に怒り出し。
自分の勘違いや間違いは絶対に認めず。
都合が悪くなると問題をすり替えて、相手に非を被せてしまう、そんな人でした。

ずっと、母のようにはなりたくないと思って、生きてきました。
今でもそう思っています。
だけど血のつながりは怖いもので。
どんなに頑張っても、似ている部分が目についてしまい。
自分の中に少しでも母と似た部分が見えるのが、嫌で仕方がありませんでした。

ある時、ふと思ったんです。
似ないように頑張るから、うまくいかないんじゃないかと。

似ないように生きるということは、常に母を思いながら生きるということです。
同じ行動をしないように、大嫌いな人のことを考えながら生きるなんて。
そんなつまらない人生は嫌だと思いました。

そして心理カウンセラーになり、努力逆転の法則を知りました。

努力逆転の法則とは。
努力すればするほど、努力と反対の結果になってしまうというもの。
つまり、努力すればするほど、うまくいかなくなるということ。

母のようになりたくない。
そう思えば思うほど、私は母に近づいていたんです。
なぜなら。

母のようにならないために、母の嫌いな部分を思い出し、頭の中でイメージする。
その悪いイメージを思い浮かべたまま、反対のことをしようとするけど。
どんなに頑張っても、頭の中の悪いイメージに引っ張られてしまい、意思力がイメージに負けてしまう。
結果、イメージしている方へ向かってしまうんです。

意思の力でなんとかしようとすればするほど、それに相対するイメージがさらに強く働いてしまう。
これが、努力逆転の法則です。
イメージの持つ力は、意思の力より大きいということです。

じゃあどうすればいいのか。
いろいろ考えて私が出した答えは、母のようにならないという気持ちを捨てることでした。

大嫌いな母のようにならないために、努力するのじゃなく。
憧れの人を一人見つけ。
その人のようになるために努力する。

私が母の子であることは変えられないけど。
母のようになるとは決まっていない。
どんな私になるかは、私が決められると考えるようにしました。

マイナスのイメージから、プラスに向かうのではなく。
最初からプラスのイメージだけを持ち、そこに向かっていくようにしました。

実母が嫌いなんて言ったら、変な人に見られるんじゃないか。
人としてダメだと思われるんじゃないか。
そんな不安があったので。

それでも母にはいいところもあったのよなんて、思ってもいないことを言っていました。
良い人だと思われたかったから。

本当はそんなこと全く思っていないのに。
大嫌いな母を許せる、大きな心を持った人に見られたかった。
そしてそのために、自分に嘘をついていました。

嫌いなものは嫌い。
良いところを見つける必要もないし、それすら考える必要もないと気がついたので。
良い人を演じるのをやめました。

そしたら、とても気が楽になりました。
同時に、母を全く思い出すことがなくなりました。

時々、母に似た人を見ると、ふと思い出す瞬間がありますが。
そういう人からは、すぐに離れるようにしているので。
悪いイメージを作り出すこともなく、いいイメージを持ったまま、なりたい自分を作る努力ができるようになりました。

悩みを解消するには。
正しく悩む。
正しく努力する。
この二つが大切です。

そして正しく努力できていないと、努力逆転の法則に陥ってしまいます。

イメージは、意思力より強いと言われています。
悪いイメージを作り上げ、そうならないために努力しても、所詮イメージに負けてしまうということです。

なら、いいイメージを持った方が、意思力との相乗効果でうまくいくのではないでしょうか。
もし、私と同じように努力逆転の法則に陥ってるのなら。
一度考え方を変えてみるといいと思います。

ではまた。